01_1_3 散布図を描く1(点)
気象データを使って散布図をプロットする
サンプルコード:sketch01_1_3
https://i.gyazo.com/c1fbd654e046354f18173464b209710b.png
いよいよ、実際の観測データを使って大量の点をプロットし散布図を描画してみましょう。
使用するデータ
tokyo_summer.csv
この作例で使用するデータは、1日の日照時間、平均気温、降水量を記録したCSVデータです。1966年から2015年までの50年間の各年の夏季(7月1日から9月30日まで)4600日分が記録されています。
code: tokyo_summer.csv
date,sunshine,temperature,precipitation
1966/7/1,0,20.2,5.5
1966/7/2,7.9,20.8,52.5
1966/7/3,0,15.1,0.6
....
データのロードからビジュアライズまでの流れ
01_1_2で解説した流れをおさらいすると、次のような流れになります。
① CSVファイルからtableオブジェクトを作成する。
② tableオブジェクトから日付、日照時間、平均気温、降水量を取り出し、dataオブジェクトへ格納する。
③ dataオブジェクトのデータから、プロットする点の3次元座標と色情報を持ったvertexオブジェクトを作成する。
④ vertexオブジェクトの情報を使って、点をプロットする
①〜③まではsetup( )で処理し、④をdraw( )で描画処理します。前回のコードsketch01_1_2と今回のコードは、①のロードするCSVファイルが異なるだけで、残りの部分は同じです。
データのロード
setup( )で、今回使用するcsvを指定し、tableオブジェクトを作成します。
code:sketch01_1_3.pde
void setup(){
...
table = loadTable("tokyo_summmer.csv", "header,csv");`
...
}
プロットサイズの調整
プロットするBoxの大きさが01_1_2のままでは大きすぎるため、Gui.pde内のplot_sizeの初期値を小さく調整しておきます。
code: Gui.pde
...
float plot_size = 0.5;
...
実行結果
https://i.gyazo.com/88159923849850932e4d5a1d531f7df1.png
https://i.gyazo.com/c1fbd654e046354f18173464b209710b.png
データの入手について
過去の気象データは、気象庁のデータダウンロードサイトから入手できます。